Windows Server 2012 で 「データ重複除去」機能を構成する

 
文書番号:10058

データ重複除去 機能をインストールする」では Windows Server 2012 にデータ重複除去機能をインストールしました。
次にデータ重複除去機能を実際に使うための設定を行います。

【データ重複除去 構成手順】

  1. スタートメニューから「サーバーマネージャー」を起動します。

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  2. サーバーマネージャーを起動します。
    左ペインのメニューにある「ファイル サービスと記憶域・・・」をクリックします。

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  3. 「ボリューム」をクリックします。
    データ重複除去はボリューム単位で設定します。
    対象のボリュームを右クリックして「データ重複除去の構成」を選択します。

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  4. ボリューム 重複除去設定ダイアログが起動します。
    「データ重複除去を有効にする」チェックをONにします。

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  5. 以下の項目を設定します。
    項目 説明
    次の期間経過したファイルを
    重複除去の対象とする
    指定した日数を経過したファイルを重複除去の対象にします。
    「0」を指定するとすぐに重複除去の対象になります。
    除外するファイルの拡張子 特定の拡張子のみ重複除去をさせない場合、その拡張子を設定します。
    除外するフォルダー このボリュームの中で重複除去をしないフォルダーを設定します。
    重複除去スケジュールの設定 重複除去の処理を実行するスケジュールを設定します。

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  6. 重複除去のスケジュールを設定する場合の画面です。
    通常は「バックグラウンドの最適化を有効にする」にのみチェックが入っています。
    特定の曜日、時間に重複除去の処理を優先して実行したい場合は「スループットの最適化を有効にする」にチェックをいれてスケジュールを設定します。
    スケジュールは2パターンまで登録することができます。

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  7. 重複除去を有効にしたボリュームの行は「重複除去率」と「重複除去による節約量」が表示されるようになります。

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  8. 実際の重複除去の処理はタスクスケジューラに設定されています。
    このタスクを実行することで重複除去が処理されます。

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  9. 重複除去が処理されると現在の重複除去率と節約量が表示されるようになります。

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  10. 詳細情報をボリュームのプロパティで確認することができます。
    ボリュームを右クリックして「プロパティ」を選択します。

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  11. ボリュームのプロパティが起動します。
    ボリュームの情報を確認できます。

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  12. s

【参考情報】


[TechNet] Windows Server データ重複除去の概要
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh831602.aspx

[@IT] 第4回 ストレージの利用効率を高めるデータ重複除去機能
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1301/17/news101.html