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Oracle Database 12c インストール

 
文書番号:10008

事前準備

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Oracle Database は開発用やテスト用など非商用の利用に限って無償でダウンロード、インストールすることができます。
個人的な勉強用などには非常に助かります。
手順など詳細は以下のページをご参照ください。
・Oracle Database を開発・勉強を目的としてダウンロードする手順 (サイト内リンク)
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Oracle 12c Database インストール用メディアが2枚に分かれている場合、もしくはダウンロードモジュールが2つのフォルダーに分かれている場合はメディアの内容を以下の手順でコピーします。
  1. 1枚目のメディアの内容をHDDへコピーします。
  2. 2枚目のメディアの「\database\stage\Components」以下の内容を1枚目の「\database\stage\Components」フォルダに移動します。
      • oracle.ctx
      • oracle.javavm.containers
      • oracle.rdbms
      • oracle.rdbms.install.seeddb
      • oracle.rdbms.install.seeddb.sample_schema

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インストール

Oracle 12c Database のインストール手順です。

手順内のオプションの選択肢はインストールする環境に合わせて選択してください。
本項では単一のデータベースサーバーを構成するオプションを選択していきます。

OS は Windows Server 2012 で実施したものです。
  1. インストールメディア内の「Setup.exe」を起動します。
    Oracle 12cのスプラッシュが表示され、インストーラが準備されます。
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  2. 【セキュリティ・アップデートの構成】
    通知を受ける場合にはメールアドレス等を設定します。
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  3. セキュリティ・アップデートの構成でメールアドレスを設定しない場合には警告メッセージが表示されます。
    それでもよければ「はい」を選択します。

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  4. 【Software Update のダウンロード】
    インストールするソフトのアップデートをダウンロードするかどうかを選択します。
    今回は更新しないので「ソフトウェア更新のスキップ」を選択して「次へ」をクリックします。

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  5. 【インストール・オプションの選択】
    インストールオプションを選択して「次へ」をクリックします。
    今回は「データベースの作成および構成」を選択しています。

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  6. 【システム・クラス】
    「デスクトップクラス」か「サーバークラス」かを選択します。
    「サーバークラス」を選択します。

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  7. 【Gridインストール・オプション】
    実行するデータベースインストールタイプを選択します。

    単一のデータベースを構成する場合は「単一インスタンス・データベースのインストール」を選択します。
    RAC構成にする場合は「Real Application Clustersデータベースのインストール」を選択します。

    今回は通常の1台構成ですので「単一インスタンス~」を選択します。

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  8. 【インストール・タイプの選択】
    インストールに関する設定を確認しながらインストールしますので「拡張インストール」を選択します。

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  9. 【製品言語の選択】
    「日本語」と「英語」が選択されていることを確認して「次へ」をクリックします。

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  10. 【データベース・エディションの選択】
    購入したライセンスのエディションを選択します。

    Oracle Database 12c のエディションの違いについては以下のサイトをご確認ください。

    Oracle Databaseのエディション
    https://docs.oracle.com/cd/E49329_01/license.121/b71334/editions.htm
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  11. 【Oracle ホーム・ユーザーの指定】
    Oracle 12c ではデータベースのホームユーザーを指定します。
    Oracle ホームに対するWindows サービスを実行するユーザーで、管理者権限を持っていないユーザーを指定する必要があります。

    事前にユーザーを作成していない場合は「新規ユーザーを作成する」にチェックを入れてユーザー名とパスワードを指定します。
    権限設定もお任せできるので不安な方は ここで作成した方が確実かもしれません。

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    「既存のWindows ユーザーの使用」で管理者権限を持ったユーザーを指定するとエラーになります。
    「OK」をクリックして元の画面に戻ります。

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  12. 【インストール場所の指定】
    Oracle Database をインストールする場所を指定します。

    既定では空き容量の一番大きなドライブの直下に「App」というフォルダ、その下に先ほど作成した"Oracleホーム・ユーザー"名のフォルダを作るように設定されています。

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    ここのパスに含まれるユーザー名の部分が気になる人が多いようですが、やはりなんとなく嫌なのでユーザー名部分を消しています。
    消しても消さなくても特に問題があったことはありません。

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  13. 【構成タイプの選択】
    データベースの目的に応じて選択します。

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  14. 【データベース識別子の指定】
    グローバル・データベース名と Oracle サービス識別子(SID)を指定します。

    コンテナ・データベースとして作成するかどうかを選択します。
    コンテナ・データベースにしない場合は「コンテナ・データベースとして作成する」のチェックを外します。

    コンテナ・データベース、プラガブル・データベースについてはこちらを参照してください。
    Oracle Database 12c プラガブル・データベースについて


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  15. 【構成オプションの指定(メモリー)】
    メモリーの使用量などを指定します。

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  16. 【構成オプションの指定(キャラクタ・セット)】
    データベースのキャラクタ・セットを選択します。

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  17. 【構成オプションの指定(サンプル・スキーマ)】
    構成したデータベースにサンプルスキーマを作成する場合にはチェックを付けます。

    Oracle 12c ではサンプル・スキーマを後から作成するのは少し手間がかかります。
    もしサンプル・スキーマが必要かもしれない場合はインストーラで作成しておき、不要になったら削除する方がいいかもしれません。

    サンプル・スキーマを後から作成する場合、不要になって削除する場合は以下を参照してください。
    ・Oracle Database 12c サンプルスキーマについて (サイト内リンク)


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  18. 【データベース記憶域オプションの指定】
    記憶域のオプションの選択と、データファイルの保存先を指定します。

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  19. 【管理オプションの指定】
    Enterprise Manager (EM) Cloud Control へ登録する場合はチェックを入れて、必要な情報を入力します。

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  20. 【リカバリ・オプションの指定】
    必要に応じて自動バックアップの有無を選択します。

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  21. 【スキーマ・パスワードの指定】
    管理者アカウントのパスワードを指定します。
    セキュリティを考慮してアカウントごとにそれぞれ別のパスワードを設定することをお勧めします。

    すべて同じパスワードにする場合は「すべてのアカウントに同じパスワードを使用」を選択してパスワードを指定します。

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    アカウントのパスワードを変更するSQLはこちら(サイト内リンク)
    ユーザーを作成・変更・削除する(CREATE USER / ALTER USER / DROP USER)
  22. 【前提条件チェックの実行】
    インストールに際しての前提条件を満たしているかチェックされます。

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  23. 【サマリー】
    インストールパラメータが表示されますので内容を確認します。
    「インストール」をクリックするとインストールが開始されます。

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  24. 【製品のインストール】
    インストールが開始されます。

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  25. 作成されたデータベースの情報が表示されます。

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  26. 【終了】
    これでインストールは完了です。「閉じる」ボタンをクリックしてウィザードを終了します。
    再起動を求められなくても再起動するようにします。

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  27. IEなどを起動し、手順.25で表示されたインストール情報内にあるアドレスにアクセスします。
    Enterprise Manager Expressにアクセスできることを確認します。

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