Windows 8.1 で ログオンスクリプトが実行されるまでに5分間遅延するのを回避する方法
2015/8/20
文書番号:20142
Windows 8.1 では ログオンスクリプトが実行されるまでに 5分間待機します。
これまではログオンスクリプトはログオン直後に実行するものとして運用してきました。
その思いでいると、すでにユーザーが使用しているにも関わらず、ログオンスクリプトが流れていいないことによって問題がある場合があります。
このログオンスクリプトの遅延はグループポリシーによって変更することができます。
グループポリシー:[コンピューターの構成]→[管理用テンプレート]→[システム]→[グループポリシー]→[ログオンスクリプトの遅延を構成する]
【コンピューターの設定で対応する方法】
- キーボードの Windows ロゴキーと「R」キーを同時に押下して「ファイル名を指定して実行」を起動します。
「gpedit.msc」と入力して「OK」をクリックします。
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- 「ローカルグループポリシーエディタ」が起動します。
左ペインのツリーから以下のパスへ移動します。
[コンピューターの構成] - [管理用テンプレート] - [システム] - [グループポリシー]
この中の「ログオン スクリプトの遅延を構成する」をダブルクリックします。
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- 設定画面が起動します。
設定を「無効」にするか、「有効」にして設定値を「0分」にすることでログオンスクリプトは直ちに実行されるようになります。
「有効」に設定した場合は最大1000分まで自由に設定することもできます。
設定したら「OK」をクリックして画面を閉じます。
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【Active Directory のグループポリシーで対応する方法】
- Active Directory 環境でグループポリシーによって設定する場合は以下の場所に設定があります。
左ペインのツリーから以下のパスへ移動します。
[コンピューターの構成] - [ポリシー] - [管理用テンプレート] - [システム] - [グループポリシー] この中の「ログオン スクリプトの遅延を構成する」をダブルクリックします。
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- 設定画面が起動します。
設定を「無効」にするか、「有効」にして設定値を「0分」にすることでログオンスクリプトは直ちに実行されるようになります。
「有効」に設定した場合は最大1000分まで自由に設定することもできます。
設定したら「OK」をクリックして画面を閉じます。
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- 即時摘要する場合にはコマンドプロンプトを管理者として起動します。
以下のコマンドを実行します。
gpupdate /force
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【参考情報】
[KB2895815]8.1 の Windows ベースのコンピューターにユーザーがログオンした後、5 分間ログオン スクリプトが実行されていません。
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2895815
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2895815