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Windows 7 でファイルの拡張子を表示して拡張子を変更する方法

2016/3/17
文書番号:20488




メールにファイルを添付して送信するとき、そのファイルが他に漏れてはいけない内容のものだった場合、ファイルを暗号化して送信することが普通になってきました。

その際に相手先で事前準備がなくても解凍できるよう、拡張子が「exe」の自己解凍ファイルにすることがあります。

ただ、拡張子が「exe」の場合、メールソフトやメールサーバーが危険なファイルと認識して隔離されたり、送信できなかったりするため、その拡張子を「ex」とか「txt」とか別のものにして添付します。

初めてそのようなファイルを受け取った場合、もう1通のメールにはパスワードと一緒に「拡張子をexeに変更してダブルクリックで実行して解凍してください」とか書いてあったりします。

この意味がわからないと最初は大変です。
以下の手順で拡張子を変更して解凍しましょう。

【拡張子を変更する】

  1. 通常認識されない拡張子になっている場合は拡張子の途中までが表示されています。

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  2. この場合はファイルを選択して「F2」を押下するか、ファイルを右クリックして「名前の変更」を選択します。
    ファイル名を変更することができるのでドット「.」の後ろが「exe」になるように修正します。

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  3. 拡張子を変更しようとすると確認メッセージが表示されます。
    「はい」をクリックして拡張子の変更を確定します。

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  4. 認識される拡張に変更されると拡張子は表示されなくなります。
    このファイルをダブルクリックすると解凍するためのダイアログかウィザードが起動しますので指示に従い、パスワードを入力して解凍することができます。

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【拡張子を表示して変更する】

    Windows では標準では拡張子は表示されない設定になっていますので認識される拡張子で受け取ると簡単には変更できません。
  1. 拡張子を「txt」にしたものを受け取った場合、以下のようなアイコンになっています。
    「txt」はテキストファイルの拡張子なのでそのファイルをテキストファイルとして認識しており、拡張子は表示されていません。

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  2. 拡張子は「txt」(テキストファイル)であっても実体は「exe」ファイルですのでダブルクリックで開いても読めません。

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  3. 先ほどの手順でファイル名を変えても実際には「お見積書.exe.txt」というファイル名になっているだけなので「テキストファイルである」という認識は変わりません。

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  4. まずは拡張子を表示します。

    スタートメニューから「コンピューター」をクリックします。
    画面左上の「整理」というボタンをクリックし、「フォルダーと検索のオプション」を選択します。

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  5. 「フォルダー オプション」が起動します。
    「表示」タブを選択し、「詳細設定」の一覧を一番下までスクロールすると、最後の方に「登録されている拡張子は表示しない」という項目がありますのでこのチェックを外します

    「OK」をクリックしてダイアログを閉じます。

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  6. ファイルの拡張子が表示されますのでファイルを選択して「F2」キーを押下するか、右クリックして「名前の変更」を選択して拡張子を「exe」に変えます。

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  7. 拡張子を「exe」に変更したらダブルクリックして解凍します。

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【バッチファイルで拡張子をexeにする】

  1. 以下のコマンドを記載したバッチファイルを作成します。

    
    @echo off
    rename %1 %~n1.exe
    
    バッチファイルを作成する方法はこちら(サイト内リンク)
    コマンドを実行するバッチファイルを作成する方法
  2. 作成したバッチファイルをデスクトップなどに配置します。

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  3. 拡張子をexeに変更したいファイルをこのバッチファイルにドラッグします。

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  4. 一瞬でファイルの拡張子を「exe」に変更してくれます。
    頻繁に拡張子をexeにする場合には便利かもしれません。


    このバッチファイルをダウンロードする場合はこちら
    change_ext_to_exe.zip


【拡張子とは】

    拡張子とはそのファイルがどんなファイルなのか、ファイルの種類を表す識別子です。

    「txt」だったらテキストファイル、「xlsx」だったら Excel ファイル(Excel2007以降)というように決まっています。

    また、その拡張子ごとにダブルクリックしたときにどのアプリケーションで開くかが決まっています。(変更もできます)

    「txt」という拡張子のファイルをダブルクリックしたら「メモ帳を起動して開く」とか、 「xlsx」という拡張子のファイルをダブルクリックしたら インストールされているExcel で開く。という動作をします。

    そのファイルが本来の拡張子になっていないと開けなかったり、動作がおかしくなったりします。


    今回の場合、自己解凍のファイルは拡張子が「exe」でないと本来の動作をしませんので拡張子を「exe」に変更する必要があるわけです。

    通常、拡張子を自分で変更して操作することはあまりしないので Windows では標準では表示されません。



    拡張子詳しく載っているサイトはいくらでもあるので拡張子の説明はこの辺で。

    Wiki 拡張子
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8B%A1%E5%BC%B5%E5%AD%90