HOME >> Tips >> Microsoft Windows >> Windows 7

リモートデスクトップ接続時に保存した資格情報を使えないエラー

2015/9/25
文書番号:20117




Windows 7 でリモートデスクトップ接続時の資格情報を保存しているにもかかわらず、接続のたびに以下のエラーが表示され、毎回資格情報を求められます。

=================================================================
お使いの資格情報は機能しませんでした
リモートコンピューターの ID を完全に確認できないので、リモートコンピューター 192.168.1.22 へのログオンの保存された資格情報の使用は システム管理者により許可されていません。資格情報を入力してください。
=================================================================


クリックで拡大

資格情報をうまく使えていないことが原因のようです。
以下の手順で対応できました。

【設定方法】

  1. キーボードの「Windows」ロゴ キーと「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動します。
    「gpedit.msc」と入力して「OK」をクリックします。

    クリックで拡大

  2. ローカルグループポリシーエディターが起動します。
    [コンピューターの管理]-[管理用テンプレート]-[システム]-[資格情報の委任]と展開し、「HTLMのみのサーバー認証で保存された資格情報の委任を許可する」をダブルクリックで開きます。

    クリックで拡大

  3. 「有効」をチェックし、「サーバーを一覧に追加」の「表示」ボタンをクリックします。

    クリックで拡大

  4. 「表示するコンテンツ」ダイアログが起動します。
    「TERMSRV/IPアドレス」の形式で対象のサーバーを登録します。

    クリックで拡大

  5. リモートデスクトップ接続全般を対象にする場合は「TERMSRV/*」と指定することができます。
    サーバーの登録が完了したら「OK」ボタンでダイアログを閉じます。

    クリックで拡大

  6. 「適用」をクリックし、「OK」ボタンでダイアログを閉じます

    クリックで拡大

  7. 今設定した項目が「有効」と表示されていることを確認し、ローカルグループポリシーエディターを閉じます。

    クリックで拡大

  8. ローカルグループポリシーを即時適用します。
    スタートメニューから[アクセサリ]を展開し「コマンドプロンプト」で右クリックをして「管理者として実行」で起動します。

    クリックで拡大

  9. 「gpupdate /force」と入力してEnter を押下します。
    しばらく待ち、「正常に終了しました」と表示されたら画面を閉じます。

    クリックで拡大



  10. これでリモートデスクトップ接続時にエラーが表示されなくなるはずです。
    再度リモートデスクトップクライアントを起動し確認してください。

【参考情報】

[TechNet フォーラム]Windows7からWindows2008R2へのリモートデスクトップ接続にてログオンに失敗する
https://social.technet.microsoft.com/Forums/ja-JP/66900946-c3c6-486c-917e-d6a65f6da5e6/windows7windows2008r2?forum=windowsserver2008ja