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消せないファイルやフォルダーを削除する方法

2017/4/15
文書番号:20728

不要なファイルやフォルダーを削除したいとき、アクセス権がなくて削除できないことがあります。

他のアカウントによって作成されたファイルやフォルダーであったり、間違ってアクセス権の一覧から自分のアカウントのものも削除してしまったり。

そのようなファイルやフォルダー削除しようとすると「アクセス権がない」と言われて削除できません。



Windows 7 以降の環境では管理者権限がないと削除できないファイルやフォルダーを削除しようとすると「管理者権限が必要です」と言われます。

Administrator などの管理者権限を持ったユーザーでログオンしていても通常は一般ユーザー権限で動作しているためで、通常はここで「続行」をクリックして削除することができます。


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しかし、管理者権限でもってしても削除できない場合は以下のようにアクセスを拒否されてしまい、削除することができません。

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このような場合は所有権を取得したうえで削除するとうまくいきます。(管理者権限は必要です。)

これはファイルやフォルダーの操作全般で同じように対応することができます。

【操作方法】

  1. 対象のファイルやフォルダーを右クリックして「プロパティ」をクリックします。

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  2. 「セキュリティ」タブを開きます。
    このフォルダーにアクセス権がないのでアクセス権の一覧が表示されません。

    「詳細設定」ボタンをクリックします。

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  3. セキュリティの詳細設定ダイアログが開きます。
    画面上部に「所有者」という項目がありますがここも表示されていません。
    この「所有者」項目の右にある「変更」リンクボタンをクリックします。

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  4. 「ユーザーまたはグループの選択」ダイアログが開きますので今ログインしている自分のアカウントを選択して「OK」をクリックします。

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  5. 「所有者」の欄に選択したアカウントが表示されています。
    その下の「subcontainerとオブジェクトの所有権を置き換える」のチェックを入れて「OK」をクリックします。
    ここにチェックを入れておくとこのフォルダーの中にあるフォルダーやファイルの所有権もまとめて設定できます。

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  6. アクセス権を変更する確認メッセージが表示されますので「はい」をクリックします。

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  7. フォルダーのプロパティ画面に戻りました。
    アクセス権が変更されたあと、この画面は更新されていないので表示は変わりません。
    一度、「OK」をクリックして再度プロパティを開きます。

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  8. プロパティを開きなおすとアクセス権の一覧画面も表示されていることが確認できます。

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  9. フォルダーを削除することができました。
    削除だけでなく、ファイルやフォルダーの読み取り、書き込みなど操作全般で同様の対応をとることができます。

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