エラー 713 次のクラスは登録されていません。MSSTDFMT.DLL

2017/1/24

文書番号：20670

Windows 10 x64 の環境で vb6 で作成されたアプリケーションを起動しようとしたところ以下のエラーが表示されて起動できませんでした。

===========================================================
実行時ｴﾗｰ '713':

次のｸﾗｽは登録されていません。以下のﾌｧｲﾙをｲﾝｽﾄｰﾙしてください。
===========================================================

クリックで拡大

Cドライブ全体を検索してみましたが「MSSTDFMT.DLL」というファイルは存在しませんでした。

vb6のランタイムをインストールして対応してみます。

※今回は Windows 10 Pro x64 の環境で実施しています。
　Windows 7 x64 でも同じように対応できると思いますが確認はしていません。

【対応方法】

Vector から Visual Basic 6.0 のランタイムライブラリをダウンロードします。

Visual Basic 6.0 ランタイム Maximum Edition
http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/util/se327852.html

Vector のダウンロードページへアクセスし、ダウンロードします。

クリックで拡大

ダウンロードした自己解凍ファイル「VB6RTSP6Maximum.exe」を起動します。

クリックで拡大

自己解凍のウィザードが起動します。
解凍先を指定して「インストール」ボタンをクリックします。
※"インストール"ボタンですが、実際は解凍するだけです。

クリックで拡大

解凍すると「VB6RTSP6Maximum」というフォルダーができます。
フォルダーの中にある「Setup.exe」を起動します。

クリックで拡大

Visual Basic 6.0 ランタイム Maximun Edition InstallWizard が起動します。
「次へ」をクリックします。

クリックで拡大

インストール先フォルダを指定します。
今回はこのままインストールしました。64bit環境でもこのままです。
「上書き確認する」にはチェックを入れておきます。

クリックで拡大

インストールの確認画面です。
「次へ」をクリックするとインストール開始します。

クリックで拡大

既に存在するファイルがある場合に確認メッセージが表示されます。
インストールしようとしているファイルは古いはずなのですべて「スキップ」します。

環境によって出るものと出ないものがあるかもしれませんが、上書き確認が出たときは「スキップ」します。
上書き確認が出たものの一例です。

インストールが終了したら「完了」ボタンをクリックしてウィザードを閉じます。

クリックで拡大

「MSSTDFMT.DLL」ファイルがインストールされたことを確認します。
64bit 環境の場合は「C:\Windows\SysWOW64」フォルダーの中にあります。

クリックで拡大

「MSSTDFMT.DLL」ファイルをレジストリ登録します。

スタートメニューからすべてのプログラムを開きます。
「Windows システムツール」の中にある「コマンドプロンプト」を右クリックして「その他」から「管理者として実行」をクリックします。

クリックで拡大

以下のコマンドを実行してレジストリ登録します。
```
REGSVR32 C:\Windows\SysWOW64\MSSTDFMT.DLL
```
クリックで拡大

「C:\windows\SysWOW64\MSSTDFMT.DLL のDllRegisterServer は成功しました。」というメッセージが出れば成功です。
コマンドプロンプトを終了します。

クリックで拡大

vb6アプリケーションが起動するか確認します。

元のエラーが出なくなり、次に「エラー339」（もしくはその他のエラー）が表示されるようになった場合は次のページをご参照ください。
「エラー 339 ｺﾝﾎﾟｰﾈﾝﾄ 'COMDLG32.OCX'、またはその依存関係のひとつが適切に登録されていません。」

▲ページのトップへ