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リモートデスクトップでクリップボードの転送ができなくなった場合の対処方法

2016/4/7
文書番号:20493


リモートデスクトップでは手元のコンピューターと接続している先のコンピューターでコピー&ペーストを使用することができるので非常に便利ですが、 急に使えなくなることがあります。

クリップボードが使えなくなってしまったときの対処方です。

【対応手順】

  1. まず、リモートデスクトップ接続時にクリップボードのマッピングが有効になっているかを確認します。

    リモートデスクトップクライアントを起動し、「ローカルリソース」タブを選択します。
    「ローカル デバイスとリソース」項目内の「クリップボード」にチェックが入っていることを確認します。

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  2. 設定に問題がないようであれば、リモート接続をしている先のコンピューターでタスクマネージャーを起動します。

    タスクバーで右クリックをして「タスクマネージャーの起動」を選択します。

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  3. 「プロセス」タブを選択し、「イメージ名」でソートします。
    一覧の中から「rdpclip」というプロセスを探します。
    ここに「rdpclip」というプロセスが動作していないとクリップボードは使用できません。

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  4. タスクスケジューラの「アプリケーション」タブを選択し、画面右下の「新しいタスク」ボタンをクリックします。

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  5. 「新しいタスクの作成」ダイアログが起動します。
    「rdpclip」と入力して「OK」をクリックします。

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  6. 再度「プロセス」タブを選択すると「rdpclip.exe」が動作していることがわかります。
    これでクリップボードを使用することができるようになっています。

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  • クリップボードが使用できないのに、プロセスを確認すると「rdpclip.exe」はあるし・・・
    というときは rdpclip が正常に動作していない可能性があります。

    そのようなときはプロセスの一覧から「rdpclip.exe」を選択して「プロセスの終了」をクリックし、一旦プロセスを強制終了させます。

    「rdpclip.exe」がプロセスの一覧から消えたことを確認し、上記No,5の手順にて再度「rdpclip.exe」を起動します。

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