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Windows Update の設定をコマンドで実行する方法

2016/1/13
文書番号:20449


Windows Update の更新の設定をコマンドで実施する方法です。


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設定内容はレジストリに保存されますので設定に応じたレジストリ値を作成・変更することで実現できます。
対応するレジストリ値は以下の通りです。

レジストリエディタを起動し、以下のキーまで展開します。
HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\WindowsUpdate\Auto Update


Windows Update のそれぞれの項目について次のように設定できます。

重要な更新プログラム

名前 種類 説明
AUOptions DWORD 4 更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)
3 更新プログラムをダウンロードするが、インストールを行うかどうかは選択する
2 更新プログラムを確認するが、ダウンロードとインストールを行うかどうかは選択する
1 更新プログラムを確認しない(推奨されません)
ScheduledInstallDay DWORD 0 毎日
1~7 1:毎週日曜日 ・・・ 7:毎週土曜日
ScheduledInstallTime DWORD 0~23 0時~23時で指定

推奨される更新プログラム

推奨される更新プログラムについても重要な更新プログラムと同様に通知する

名前 種類 説明
IncludeRecommendedUpdates DWORD 0 無効
1 有効(初期値)

更新プログラムをインストールするユーザー

すべてのユーザーにこのコンピューターへの更新プログラムのインストールを許可する

名前 種類 説明
ElevateNonAdmins DWORD 0 無効
1 有効(初期値)

ソフトウェアに関する通知

新しい Microsoft ソフトウェアが入手可能になった時点で詳しい情報を表示する

名前 種類 説明
EnableFeaturedSoftware DWORD 0 無効(初期値)
1 有効

【設定方法】

  1. キーボードの Windwos ロゴキーを押しながら「R」キーを押します。

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  2. 「ファイル名を指定して実行」ダイアログが起動します。
    「regedit」と入力して「OK」をクリックします。

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  3. レジストリ エディターが起動します。

    HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\WindowsUpdate\Auto Update まで展開します。

    必要に応じて項目を設定します。

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【ポリシーに設定する】

    上記の設定を以下のキーに登録すると管理者の設定になり、設定画面からは変更できなくなります。
    HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate\AU


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【コマンドで実行する】

    レジストリの設定を実行するコマンドです。
    レジストリキーのパスをポリシーのパスに変更することでポリシーへの設定もコマンドで実行することが出来ます。


    「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」で毎日12時に設定する
    
    reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\WindowsUpdate\Auto Update" /v "AUOptions" /t REG_DWORD /d 4 /f
    reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\WindowsUpdate\Auto Update" /v "ScheduledInstallDay" /t REG_DWORD /d 0 /f
    reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\WindowsUpdate\Auto Update" /v "ScheduledInstallTime" /t REG_DWORD /d 12 /f
    
    「更新プログラムをダウンロードするが、インストールを行うかは選択する」に設定する
    
    reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\WindowsUpdate\Auto Update" /v "AUOptions" /t REG_DWORD /d 3 /f
    
    「更新プログラムを確認するが、ダウンロードとインストールを行うかは選択する」に設定する
    
    reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\WindowsUpdate\Auto Update" /v "AUOptions" /t REG_DWORD /d 2 /f
    
    「更新プログラムを確認しない(推奨されません)」に設定する
    
    reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\WindowsUpdate\Auto Update" /v "AUOptions" /t REG_DWORD /d 1 /f
    
    ポリシーに設定した場合の実行例

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【参考情報】

[TechNet] Active Directory 以外の環境で自動更新を構成する
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc708449(v=ws.10).aspx