DevCon.exe でコマンドからNICを有効化/無効化する

ネットワークアダプタの状態をコマンドプロンプトで変更する方法です。
devcon.exe という Windows 標準のコマンドラインユーティリティを使うことで実現できます。

【DevCon.exe を入手する】

1. 以下のサイトへアクセスします。
   [KB311272] デバイス マネージャーとして機能する DevCon コマンド ライン ユーティリティ
   http://support.microsoft.com/kb/311272
   「詳細」の項の「DevCon パッケージ」のリンクをクリックします。
   
   クリックで拡大
2. 「devcon.exe」を任意の場所に保存します。
   
   クリックで拡大
3. ダウンロードした「devcon.exe」をダブルクリックします。
   警告画面が現れた場合は「実行」をクリックします。
   
   クリックで拡大
4. 自己解凍が実行されます。
   解凍先のフォルダを指定して「Unzip」ボタンをクリックします。
   
   クリックで拡大
5. 解凍が完了したら「OK」をクリックします。
   
   クリックで拡大
6. 解凍したフォルダは以下のようになります。
   i386　・・・　x86環境用の「devcon.exe」が格納されています。
   ia64　・・・　ia64環境用の「devcon.exe」が格納されています。
   
   クリックで拡大

【ハードウェアIDを取得する】

ON/OFFを行うネットワークデバイスのハードウェアIDを調べます。

1. スタートメニューから「コントロールパネル」を開きます。
   「ネットワークとインターネット」をクリックします。
   
   クリックで拡大
2. 「ネットワークと共有センター」をクリックします。
   
   クリックで拡大
3. 左ペインから「アダプター設定の変更」をクリックします。
   クリックで拡大
4. 対象のネットワークアダプターを右クリックして「プロパティ」をクリックします。
   
   クリックで拡大
5. 「構成」ボタンをクリックします。
   
   クリックで拡大
6. 「詳細」タブを開き、「プロパティ」の項目で「ハードウェアID」を選択します。
   一覧に表示されたIDの一番長いIDをコピーします。
   ※IDの部分をクリックして Ctrl + C でコピーできます。
   
   クリックで拡大

devcon.exe のコマンドでもハードウェアIDを調べることができます。


ハードウェアIDの一覧を表示する
>devcon hwids = net

【devcon.exe を実行する】

1. コマンドプロンプトを管理者として実行します。
   次のコマンドでネットワークアダプターの状態を変更します。
   

   
   有効にする
   >devcon enable "PCI\VEN_8086&DEV_1502&SUBSYS_833810F7&REV_04"
   
   無効にする
   >devcon disabled "PCI\VEN_8086&DEV_1502&SUBSYS_833810F7&REV_04"
   

   
   クリックで拡大
   
   クリックで拡大


2014/11/12 追記：
Windows 7 x64 や Windows 8 x64 環境ではエラーになります。
Windows 7 , 8 x64 環境で DevCon.exe を使用する をご参照ください。

【参考情報】