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Windows 7 , Windows Server 2008 で 試用期間を延長する

2014/1/31
文書番号:20044



Windows 7 で試用期間(ライセンス認証の猶予期限)を延長する方法です。
Windwos 7 は OS インストール後、120日試用できるはずがコンピュータのプロパティでは30日と表示されていました。

そして30日たつと「ライセンス認証を今日行う必要があります」と表示されています。
これは手動で30日延長しなければならないようです。


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【設定方法】

    ライセンス認証の延長を行うには「slmgr」というvbsを実行する必要があります。
    これは「C:\Windows\System32」にあるのでコマンドプロンプトからはファイル名だけで実行できます。
  1. コマンドプロンプトを管理者権限で実行します。
    すべてのプログラムから[アクセサリ]-[コマンドプロンプト]を右クリックして「管理者として実行」をクリックします。
    ※ライセンス期限の確認のみであれば管理者権限の必要はありません。

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  2. まずヘルプを確認します。
    「slmgr -?」と入力して実行します。

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  3. ヘルプが表示されます。
    長いので4回に分けて表示されます。

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  4. ライセンスの状態を表示します。
    「slmgr /dlv」と入力して実行します。

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  5. ライセンスの状態が表示されます。
    「ライセンスの状態:通知」はもう切れている状態です。
    「残りの Windows 猶予期限リセット可能回数:3」はあと3回リセットして30日猶予を得られることを示します。
    この環境では30日×3回を実行すれば90日延長可能です。
    この回数はOSなどによっても異なるようです。

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  6. それではライセンスの猶予期限を延長します。
    「slmgr -rearm」と入力して実行します。

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  7. 再起動を求められますので再起動します。

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  8. コンピュータのプロパティを開きます。
    画面下部の「Windows ライセンス認証」の部分に「・・・30日以内に行ってください」と表示されていれば成功です。

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  9. 再度、コマンドプロンプトを起動します。
    ※確認だけなので管理者権限でなくても大丈夫です。
    「slmgr /dlv」と入力して実行します。
    「残りの時間」が30日になっており、「残りのWindows 猶予期限リセット可能回数」が2回に減っていることがわかります。

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  10. 「slmgr /dli」と入力して実行するとライセンス情報の簡易版が表示されます。

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  11. Windows Server 2008 でも同様の手順でライセンスの猶予期限を延長することができます。

【参考情報】

Windows Server 2008 の評価期間を延長する方法[Microsoft]
http://support.microsoft.com/kb/948472

Windows OSのライセンス認証の猶予期間を延長する[@IT]
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/1307rearm/rearm.html