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リモートデスクトップ接続で「お使いの資格情報は機能しませんでした」エラー

2013/8/20
文書番号:20033


Windows 7 から Windows Server 2008 へリモートデスクトップ接続を設定。
資格情報を保存し、都度入力しなくていいように構成したつもりが接続時にエラーメッセージが表示される。

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お使いの資格情報は機能しませんでした
リモート コンピューターの ID を完全に確認できないので、リモートコンピューター 192.168.0.1 へのログオンの保存された資格情報の使用はシステム管理者により許可されていません。資格情報を入力してください。
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エラーメッセージを読んでみると保存した資格情報が使えなかったとのこと。
前回の接続時には資格情報を入力して「保存する」にチェックを入れて接続。その接続には成功しているので保存された資格情報が間違っていることはない。

その際のメッセージ画面


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【設定方法】

  1. キーボードの「Windows」ロゴ キーと「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動します。
    「gpedit.msc」と入力して「OK」をクリックします。

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  2. ローカルグループポリシーエディターが起動します。
    [コンピューターの管理]-[管理用テンプレート]-[システム]-[資格情報の委任]と展開し、「HTLMのみのサーバー認証で保存された資格情報の委任を許可する」をダブルクリックで開きます。

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  3. 「有効」をチェックし、「サーバーを一覧に追加」の「表示」ボタンをクリックします。

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  4. 「表示するコンテンツ」ダイアログが起動します。
    「TERMSRV/IPアドレス」の形式で対象のサーバーを登録します。

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  5. リモートデスクトップ接続全般を対象にする場合は「TERMSRV/*」と指定することができます。
    サーバーの登録が完了したら「OK」ボタンでダイアログを閉じます。

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  6. 「適用」をクリックし、「OK」ボタンでダイアログを閉じます

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  7. 今設定した項目が「有効」と表示されていることを確認し、ローカルグループポリシーエディターを閉じます。

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  8. ローカルグループポリシーを即時適用します。
    スタートメニューから[アクセサリ]を展開し「コマンドプロンプト」で右クリックをして「管理者として実行」で起動します。

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  9. 「gpupdate /force」と入力してEnter を押下します。
    しばらく待ち、「正常に終了しました」と表示されたら画面を閉じます。

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  10. これでリモートデスクトップ接続時にエラーが表示されなくなるはずです。
    再度リモートデスクトップクライアントを起動し確認してください。

【参考情報】

[TechNet フォーラム]Windows7からWindows2008R2へのリモートデスクトップ接続にてログオンに失敗する
https://social.technet.microsoft.com/Forums/ja-JP/66900946-c3c6-486c-917e-d6a65f6da5e6/windows7windows2008r2?forum=windowsserver2008ja