コマンドでユーザーアカウント、グループアカウントを作成する

 
文書番号:20478




ユーザー、グループを作成するコマンドです。

通常はコンピューターの管理からユーザー、グループを作成しますが、大量のユーザーを作成する場合はコマンドの方が便利です。


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【ユーザーアカウントを作成・削除する】


    
    
    rem 「user01」ユーザーを作成する
    net user user01 /add
    
    rem パスワード「password123」に変更する
    net user user01 password123
    
    rem ユーザー作成時にパスワードも指定する
    net user user01 /add password123
    
    rem 「Administrators」グループに「user01」を所属させる
    net localgroup administrators user01 /add
    
    rem 「user01」ユーザーを削除する
    net user user01 /delete
    
    
    rem ユーザーの情報を確認する
    ney user user01
    
    ※パスワードのポリシーが厳しい場合、ユーザー作成時にポリシーに合うパスワードを指定しないとアカウントを作成できません。

【グループアカウントを作成・削除する】


    
    
    rem 「group01」グループを作成する
    net localgroup group01 /add
    
    rem 「group01」グループを削除する
    net localgroup group01 /delete
    
    
    rem グループの情報を確認する
    ney localgroup administrators
    
    

【アカウント情報を設定する】


    
    
    rem 上記以外のユーザーの情報を設定する
    
    rem フルネームを設定する
    net user user01 /fullname:"山田 花子"
    
    rem フルネームを設定する
    net user user01 /comment:"総務部 経理課"
    
    
    オプションの一覧
    オプション 説明
    /active:{yes | no} アカウントが有効か無効かを設定します。
    /comment:"説明文" 「説明」を設定します。
    /expires{2016/12/31 | never} アカウントの期限を指定します。「never」を指定すると期限は設定されません。
    /fullname:"名前" フルネームを設定します。
    /passwordchg:{yes | no} ユーザーが自分のパスワードを変更できるかどうかを設定します。
    /passwordreq:{yes | no} パスワードを設定するかどうかを指定します。
    /logonpasswordchg{yes | no} ユーザーが次回ログオンしたときにパスワードを変更しなければならないかどうかを設定します。
    /profilepath:パス ユーザーのプロファイルのパスを指定します。
    /scriptpath:パス ログオンスクリプトのパスを指定します。

【ユーザーのパスワードの有効期限を無期限にする】


    ユーザーのパスワードを無期限に設定するのは net user コマンドではできません。
    以下のコマンドを実行します。
    
    
    rem 「user01」のパスワードの有効期限を無期限にする
    wmic useraccount where "Name='user01'" set PasswordExpires=FALSE
    

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