HOME >> Tips >> Microsoft Windows >> Active Directory

Windows Server 2008 のAD で保護された組織単位(OU)を削除できない

2012/9/20
文書番号:20001




Windows Server 2008 のActive Directory では組織単位(OU)を削除しようとするとエラーメッセージが表示されて削除することができません。

Windows Server 2008 の「Active Directory ユーザーとコンピューター」管理コンソールから削除しようとするとブロックされます。


クリックで拡大

---------------------------
Active Directory ドメイン サービス
---------------------------
XenAppComputers を削除するのに十分な特権がないか、または間違って削除されたりしないようにこのオブジェクトは保護されています。
---------------------------
OK
---------------------------

組織単位(OU)を作成する際に「間違って削除されないようコンテナーを保護する」にチェックを付けると、削除時に保護されます。

クリックで拡大

この保護された組織単位(OU)を削除する方法について。

【設定手順】

  1. 「Active Directory ユーザーとコンピューター」管理コンソールで「表示」メニューの「拡張機能」をクリックします。

    クリックで拡大
  2. 削除したい組織単位(OU)のプロパティを開き、「オブジェクト」タブを開きます。

    クリックで拡大
  3. 「誤って削除されないようにオブジェクトを保護する」のチェックを外して「OK」をクリックします。

    クリックで拡大
  4. 再度、削除対象の組織単位(OU)を右クリックして削除を選択します。
    「はい」をクリックすると削除されます。

    クリックで拡大



アカウント作成時に「間違って削除されないようコンテナーを保護する」のチェックが表示されるのは組織単位(OU)だけのようですが、 「拡張機能」をONにしてユーザーアカウントやグループアカウントのプロパティを開くと「オブジェクト」タブが追加されており、 このチェックを入れておくと間違って削除されないように保護することができます。

クリックで拡大