Oracle データベースを起動・シャットダウンするバッチファイルを作成する

Oracle データベースサーバーを停止するバッチファイルを作成します。
Oracle データベースサーバーをイメージバックアップする際に Oracle データベースが稼働しているとバックアップに失敗することがあります。
そもそも Oracle データベースが稼働したままOSをイメージバックアップすること自体危ないことだと思いますが･･･

ということでバックアップの前に Oracle データベースをシャットダウンしておき、バックアップ完了後に起動するためのバッチファイルを作成してみました。

【Oracle データベースを起動するバッチファイル】

1. 「startup.sql」というファイル名でテキストファイルを作成し、以下のように記載して保存します。
   

   
   connect sys/パスワード as sysdba
   startup
   exit
   
   

2. 「startup.bat」というファイル名でテキストファイルを作成し、以下のように記載して保存します。
   

   
   rem Oracleの各サービスを起動する
   
   
   rem 実行ディレクトリを取得
   set current_dir=%~dp0
   
   rem SIDを設定
   SET ORACLE_UNQNAME=sid
   
   rem リスナー を起動
   lsnrctl start
   
   rem データベース を起動
   sqlplus /nolog @%current_dir%startup.sql
   
   rem Enterprise Manager を起動
   call emctl start dbconsole
   
   exit
   
   

【Oracle データベースをシャットダウンするバッチファイル】

1. 「shutdown.sql」というファイル名でテキストファイルを作成し、以下のように記載して保存します。
   

   
   connect sys/パスワード as sysdba
   shutdown immediate
   exit
   

2. 「shutdown.bat」というファイル名でテキストファイルを作成し、以下のように記載して保存します。
   

   
   rem Oracleの各サービスをシャットダウンする
   
   
   rem 実行ディレクトリを取得
   set current_dir=%~dp0
   
   rem SIDを設定
   SET ORACLE_UNQNAME=sid
   
   rem Enterprise Manager を停止
   call emctl stop dbconsole
   
   rem データベース を停止
   sqlplus /nolog @%current_dir%shutdown.sql
   
   rem リスナー を停止
   lsnrctl stop
   
   exit
   
   

それぞれ2つのファイルを同じディレクトリに配置し、「startup.bat」もしくは「shutdown.bat」を実行すると、データベースの起動・シャットダウンを実行することができます。