Oracle 11g でパスワードの大文字・小文字を区別しないようにする
文書番号:20239
Oracle Database では 11g 以降、パスワードの大文字と小文字を区別するのが標準になりました。
これまで区別しないものとして作っていたシステムやアプリケーションでパスワードエラーになってから気づくことも多いと思います。
既存の仕組みがあり、パスワードの大文字・小文字を区別しない前提で作られていたり・・・
ということで、パスワードの大文字・小文字を区別しないように設定する方法です。
【実行手順】
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SQL Plus へ sys でログインします。

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現在の設定を確認します。
show parameter sec_case_sensitive_logon

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大文字と小文字を区別しないように設定します。
alter system set sec_case_sensitive_logon = false scope = both;

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※大文字と小文字を区別するように変更する場合は上記を「true」にして実行します。
変更結果を確認します。

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