Hyper-V の仮想環境の電源を PowerShell コマンドで操作する

 
文書番号:10139

Hyper-V のホスト環境から PowerShell コマンドで仮想ゲスト環境の電源操作をする方法です。

【操作手順】

  1. まず、操作する仮想マシンの名前を確認します。
    スタートメニューから「Hyper-V マネージャー」を起動します。

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  2. 仮想マシンの一覧から「名前」の項目の名称を確認しておきます。
    本記事では「WindowsServer2012R2」を操作してみます。

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  3. デスクトップに戻り、PowerShell のアイコンを右クリックして「管理者として実行する」をクリックします。

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  4. PowerShell が起動します。
    以降のコマンドを実行して電源操作をすることができます。

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  5. 仮想マシンの電源状態を操作するコマンド

    仮想マシンを起動する
    
    Start-VM -Name "WindowsServer2012R2"
    

    仮想マシンをシャットダウンする
    
    Stop-VM -Name "WindowsServer2012R2"
    

    仮想マシンを一時停止(サスペンド)する
    
    Suspend-VM -Name "WindowsServer2012R2"
    

    仮想マシンを再開(レジューム)する
    
    Resume-VM -Name "WindowsServer2012R2"
    

  6. 上記の PowerShell のコマンドをタスクスケジューラなどに設定してバッチ実行する場合は PowerShell のスクリプトファイルを作成して バッチファイルから実行することができます。

    PowerShell のコマンドをバッチファイルから実行する方法は以下のページを参照してください。
    PowerShell のスクリプトファイルを作成してバッチ実行する方法