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PostgreSQL へ他の端末から接続するための設定

 
文書番号:10036
PostgreSQL はインストール直後は他端末からの接続は受け付けていません。
他端末からの接続を許可するための設定です。

PostgreSQL設定手順

  1. PostgreSQL のインストールフォルダを開きます。
    その中の「data」フォルダを開きます。

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  2. フォルダ内の「pg_hba.conf」をメモ帳で開きます。
    一番下までスクロールすると「host~」で始まる部分を変更もしくはコピーするなどして追記します。

    TYPE local,host,hostssl,hostnossl
    他端末から接続する場合は「host」などを指定します。
    DATABASE 接続を許可するデータベース名を指定する
    USER 接続を許可するユーザーを指定する
    ADDRESS 接続を許可するクライアントのIPを指定します。
    例:192.168.0.0/16 と指定すると192.168以下すべてOK
      192.168.0.10/32 と指定すると192.168.0.10のみ
    METHOD trust,reject,md5,password,krb4,krb5,ident,pam,ldap,gss
    ,sspi,cert,radius,peer
    == 設定例 ==
    
    # TYPE  DATABASE USER    ADDRESS         METHOD
    # IPv4 local connections:
    host	all	 all	 192.168.0.0/16	 password
    
    ODBCで接続する場合は「password」で指定して接続できました。

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  3. 次に同じフォルダ内の「postgresql.conf」をメモ帳で開きます。
    「listen_addresses」を設定します。

    この設定はサーバー側の”接続を受け付ける”IPアドレスです。
    複数のネットワークカードがある場合に、リッスンするIPアドレスを指定する(複数指定する場合はカンマ区切り)ことができます。

    デフォルトは'*'が指定されています。
    
    listen_addresses = '*'
    # 例:listen_addresses = '192.168.0.1'
    # 例:listen_addresses = '192.168.0.1,192.168.0.2'
    

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Windows ファイアウオール設定手順

PostgreSQL の設定で他端末からの接続を受け付けるようにしたら、Windows ファイアウオールでも通信を許可する必要があります。
  1. スタートメニューから[管理ツール] - [セキュリティが強化された Windows ファイアウオール] を起動します。

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  2. 左ペインで「受信の規則」を選択し、右ペインで「新しい規則」をクリックします。

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  3. 【規則の種類】
    「ポート」を選択して「次へ」をクリックします。

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  4. 【プロトコルおよびポート】
    「TCP」、「特定のローカルポート」を選択し、ポート番号に「5432」を入力して「次へ」をクリックします。

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  5. 【操作】
    「接続を許可する」を選択して「次へ」をクリックします。

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  6. 【プロファイル】
    環境に応じて適用対象にチェックをして「次へ」をクリックします。

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  7. 【名前】
    わかりやすい名前を設定して、「完了」をクリックします。
    今回は「PostgreSQL」と設定しました。

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  8. 一覧に先ほど「名前」で登録した名称の行ができていればOKです。

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