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ライセンスサーバーで割り当て済みのユーザーライセンスを解放する方法

2017/4/3
文書番号:20718




XenApp サーバーへ接続時、ライセンスのエラーが発生して接続できない現象が発生しました。

その時間のイベントログを確認するとライセンスが不足しているメッセージが出ていました。


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Citrix のライセンス管理コンソールを確認するとライセンス数分、消費しているようです。

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実際には足りてるはずなので、ライセンスの割り当て状況を確認してみます。

【操作手順】

  1. コマンドプロンプトを管理者モードで起動します。
    まずは現在のライセンスの割り当てられている状況を確認します。

    以下のコマンドを実行します。

    
    rem ライセンスサーバーのインストールディレクトリへ移動します。
    cd C:\Program Files\LS
    
    rem ライセンスの割り当ての状況を表示します。
    udadmin -list
    
    ※ライセンスサーバーのインストールディレクトリは実際の環境に合わせてください。

    テスト用に接続した際に「administrator」に割り当てられてしまったためにライセンスが不足していたようです。

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    実際に実行しているのはこのファイルです。

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  2. 以下のコマンドでライセンスを解放します。

    「-f」オプションで指定しているのは「featurename」です。
    ライセンスの一覧を表示した際にユーザー名の後ろに表示されています。
    
    udadmin -f XDT_ENT_UD -user administrator -delete
    
    コマンドを実行して「Deletion successful.」と表示されればコマンドは成功です。

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  3. 再度、一覧を表示してみますが、「administrator」が消えていません。
    よく見ると、「Usage data is 1 minutes old. Next update in 15minutes.」と表示されています。

    「このデータは1分前のものですよ。次の更新は15分後ですよ。」ということですね。
    ライセンスの一覧は16分ぐらいおきに更新されているようです。

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  4. 15分経過してから再度コマンドを実行しました。
    「administrator」は一覧から消えています。

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  5. 「User012」ユーザーが接続をすると問題なく接続できました。
    再度ライセンスの一覧を確認すると「User012」が一覧にあがってきていることが確認できます。

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【参考情報】

[Citrix] ユーザーまたはデバイスの表示またはライセンスの解放(udadmin)
https://docs.citrix.com/ja-ja/licensing/11-10/lic-admin-cmds-intro-c/lic-admin-cmds-list-deletes-user-device-r.html