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vCenter の管理者アカウントがロックアウトした場合のロック解除方法

2016/2/27
文書番号:20476

vCenter では管理者のアカウントを一定期間変更しなかったらパスワードの有効期限が切れてログインできなくなってしまいます。

定期的にパスワードを変更するか、パスワードの有効期限がないように初期設定を変更しておく必要があります。

ロックされてしまった管理者アカウントのロックを解除する手順です。

【操作手順】

  1. vCenter を再起動します。
    起動時にBIOS が出るようなタイミングで「スペース」キーを押下します。

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  2. この画面が表示されたら「p」を押下します。
    パスワード入力欄が出ますのでパスワードを入力して「Enter」を押下します。

    ※vCenter構築後にパスワードを変更していなければデフォルトのパスワードは「vmware」です。

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  3. 「e」を押下します。

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  4. 「kernel /vmlinuz ・・・」の欄を選択して「e」を押下します。

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  5. コマンドを入力できるようになりますので、「init=/bin/bash」と入力します。
    「Enter」を押下します。元の画面に戻ります。

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  6. 「b」を押下してブートします。

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  7. ブートするとコマンドを入力できる状態になります。

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  8. 「password root」と入力して「Enter」を押下します。

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  9. 新しいパスワードを入力します。

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  10. 再度、確認のために入力します。

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  11. パスワードの変更が実行され、最後に「res=success」と表示されれば成功です。
    「reboot」と入力してEnter を押下し、再起動します。

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  12. 再起動後 vCenter へアクセスし、「admin」タブ内の「Administrator password expires」の項目を「off」に設定しておきます。
    これで有効期限切れによってアカウントをロックされることはなくなります。

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【参考情報】

[VMware]パスワード有効期限の後、VMware vCenter Server Appliance 5.5 の root アカウントがロックアウトされる (2100614)
https://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=2100614