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VMware Player ホスト環境とゲスト環境で異なるネットワークへ接続する方法

2015/11/1
文書番号:20379

VMware Player や VMware Workstation を使用する環境でホスト(実機)とその中で起動するゲスト(仮想環境)を別のネットワークへ接続するようにしたい場合があります。

画的には↓のようなイメージ



ホストは基幹LANに接続している状態で、ゲストは閉じた重要なネットワークへ接続したい、またはその逆のような場合です。
ホストとゲストで異なるネットワークに接続します。

NICを複数準備してそれぞれ別のネットワークのLANケーブルを接続します。
ゲストで使用するネットワークをホストとは違う方を指定すればそれでいい気もしますが、それだけだとホストは両方のネットワークに接続することになります。

そうするとこの環境が異なる2つのネットワークをブリッジしてしまうのでネットワーク的には繋がった状態になってしまいます。

ホストが使用しない方のNICはホストからは使用できないようにすることでネットワークとして繋がっていない状態にできます。

【設定方法】

  1. キーボードの Windwos ロゴキーを押しながら「R」キーを押します。

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  2. 「ファイル名を指定して実行」ダイアログが起動しますので「ncpa.cpl」と入力して「OK」をクリックします。

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  3. ネットワーク接続の一覧が表示されます。
    実際のネットワークアダプタは2つあり、ひとつはホスト用(赤色)、もうひとつは仮想環境用(緑色)にします。

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  4. 仮想環境用のネットワークにする方のNICを右クリックして「プロパティ」を選択します。

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  5. このNICで使用するサービスを↓の画像のようにします。
    ※NIC自体を無効にすると仮想環境(VMware)からも見えなくなってしまいます。

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  6. 仮想マシンの設定を開きます。

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  7. ハードウェアの一覧から「ネットワークアダプタ」を選択します。
    ネットワーク接続を選択刷る項目では「ブリッジ」を選択し、「アダプタの設定」ボタンをクリックします。

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  8. ネットワークアダプタの一覧が表示されます。
    ホストで使用するネットワークアダプタのチェックを外し、仮想環境用のネットワークアダプタにはチェックが入っていることを確認します。
    「OK」ボタンでダイアログを終了し、仮想マシンの設定も「OK」で閉じます。

    ※ホストが使用する方のネットワークアダプタを使用しないようにすることで仮想環境がネットワークをブリッジしてしまうことを回避します。

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  9. ※VMware Player では「ブリッジの自動設定」は全体でひとつの設定を使用することになります。
     複数の仮想環境を起動して複数のネットワークを使い分けるには VMware Workstation を使用しないといけないようです。