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Integrated Lights-Out(iLo) に静的IPアドレスを設定する方法

2017/1/31
文書番号:20679

Integrated Lights-Out(以下、iLo) のNICポートは標準ではDHCPでIPアドレスを取得します。

しかしDHCPサーバーがない環境ではIPアドレスを自動取得できないのでIPアドレスが設定されていない状態になり、接続することができません。

そんなときはサーバー起動時のBIOSの設定画面から静的IPアドレスを設定することができます。


本手順ではML30 Gen9 、iLo 4 (バージョン2.50)の環境で実施しています。
機種やバージョンなどが異なる場合はそれぞれ置き換えてお読みください。

【操作手順】

  1. サーバーの電源を入れ、BIOSが起動したこの画面で「F9」キーを押下します。
    「F9」キーを押下するとF9アイコンが反転して押された状態であることが確認できます。

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  2. しばらくすると「System Utilities」画面に変わります。
    「システム構成」を選択して「Enter」キーを押下します。

    ここで表示が日本語になっていない場合はメニュー一番下の「言語の選択」(英語表示の場合はLanguage?)を選択して日本語に変更しておきます。

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  3. 「iLo 4構成ユーティリティ」を選択して「Enter」キーを押下します。

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  4. 「ネットワークオプション」を選択して「Enter」キーを押下します。

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  5. 「DHCP有効」の項目で「Enter」を押下し、設定を「オフ」に変更します。
    そうするとIPアドレスの項目を変更できるようになります。
    IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイの設定をそれぞれ変更します。

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  6. 設定の変更が完了したら「F10」キーを押下して設定を保存します。
    確認メッセージが表示されますので「Y」キーを押下します。

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  7. 設定を保存しているメッセージが表示されます。
    30秒ほど待ち、「Esc」キーを押下するとメッセージは消えます。
    「Esc」キーを押下して一つ前の画面へ、「Esc」キーを押下して一つ前の画面へと順に戻ります。

    最初の画面まで戻ったらもう一度「Esc]キーを押下すると再起動の確認メッセージが表示されますので「Enter」キーを押下して再起動します。 起動時のBIOSの画面で今回設定したIPアドレスが設定されていることを確認します。
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  8. IPアドレスを設定したら次のページを参照して iLo 4 の管理コンソールへ接続してみます。
    Integrated Lights-Out(iLo) の管理コンソールへログインする方法