HOME >> Tips >> Oracle

アカウントのパスワード有効期限の確認と設定方法

2012/04/22
文書番号:20221

Oracle 11g からはデフォルトでアカウントパスワードの有効期限が180日に設定されるようになった。
これを知らずに本稼働すると忘れたころに「繋がらない!」という事態に。
定期的にパスワードを変更する運用が望ましいのは理解しつつ、そうもいかない場合には10gまでのようにパスワードを無期限にするしかない。。。

パスワード有効期限の設定の確認と変更する方法。

【確認手順】

  1. コマンドプロンプトを起動します。
    sysdbaでログインします。

    クリックで拡大
  2. 有効期限を確認するSQLを実行します。
    
    select *  
    from dba_profiles 
    where resource_name = 'PASSWORD_LIFE_TIME';
    
  3. 通常、「DEFAULT」プロファイルの「LIMIT」が適用されますので、この場合はパスワードの有効期限が180日ということになります。

    クリックで拡大

【設定(変更)手順】

  1. コマンドプロンプトを起動します。
    sysdbaでログインします。
  2. 「DEFAULT」プロファイルの有効期限を無期限に変更します。
    
    alter profile default limit password_life_time unlimited;
    

    クリックで拡大


    有効期限を日数で指定する場合は以下のようにします。
    
    alter profile default limit password_life_time 360;
    


既にパスワードの有効期限が切れてアカウントロックされたユーザーがある場合は 以下の手順でパスワードの再設定とアカウントロックを解除する必要があります。
  • ロックされたユーザーのパスワードを変更します。
    ※サンプルとして「system」アカウントのパスワードを「password123」に変更するコマンドです。
    
    alter user system identified by password123;
    

    クリックで拡大
  • ロックアウトされたアカウントのロックを解除します。
    ※サンプルとして「system」アカウントのロックを解除します。
    
    alter user system account unlock;
    

    クリックで拡大