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Windows 64bit 環境にOracle 12c Client 32bit版をインストールするとエラーが発生する

2017/3/5
文書番号:20709



Windows 10 x64 や Windows Server 2012 などの環境に Oracle 12c Client 32bit をインストールすると インストール中に以下のエラーが発生してインストールを完了することができません。

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[INS-20802]Oracle Net Configuration Assistant に失敗しました。
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「OK」をクリックするとウィザードは完了しますが、「Oracle Client 構成」で「Oracle Net Configuration Assistant」が失敗している状況です。

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この状況で「sqlplus」を起動すると以下のようなエラーが発生します。
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コンピューターに MSVCR100.dll がないため、プログラムを開始できません。この問題を解決するには、プログラムを再インストールしてみてください。
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Visual C++ のコンポーネントが足りない場合に発生するエラーです。
OS は64bitですが、Oracle Client は32bit版を実行しているのでMicrosoft Visual C++ のコンポーネントもx86をインストールする必要があります。

【操作手順】

  1. Microsoft Visual C++ の配布サイトへ接続します。

    Microsoft Visu C++ 2010 再頒布可能パッケージ(x86)
    https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=5555

    「ダウンロード」ボタンをクリックしてインストーラをダウンロードします。

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  2. ダウンロードしたファイルをダブルクリックして起動します。

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  3. ライセンス条項をよく読み、「同意する」にチェックを入れて「インストール」ボタンをクリックします。

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  4. インストールが終了したら「完了」ボタンをクリックしてウィザードを終了します。

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  5. 再度、Oracle 12c Clientのインストールを実行すると問題なくインストールを完了することができます。

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  6. ※一度インストールでエラーが発生した後、上記の対応をして再度インストールを実行しても問題なくインストールはできましたが、 2度目のウィザードではのOracle ホームを指定するオプションで新しいパスが初期値になっています。

    Oracle ホームの指定を元のパスに変更してインストールするようにしてください。

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