ドメイン環境で データベースミラーリングを構成する ~ 手順 1 ~
文書番号:10133
ドメイン環境でSQL Server データベースミラーリングを構築する手順です。
本記事では SQL Server 2016 を使用していますが、2012、2014も画面、手順はほとんど同じです。
異なる部分がありましたら置き換えてお読みください。
以下の手順で構築していきます。
- Windows Server 2012 R2 をインストールし、ドメインに参加する。(準備されているものとします)
- SQL Server を単体で2台もしくは3台インストールします。(準備されているものとします)
- ファイアウオールを構成します。(この記事で紹介しています。)
- SQL Server サービスの構成をします。
- ミラーするデータベースをバックアップしてミラーサーバーで復元します。
- ミラーリングセッションで使用する証明書、エンドポイント、ログインを作成します。
- データベースミラーリングを構成します。
事前準備
SQL Server 2016 でデータベースミラーリングを構築します。
以下の通り3台の SQL Server 2016 の環境を準備します。
※SQL Server 2016 の環境は構築済みであるものとします。
OS:Windows Server 2012 R2
※自動フェイルオーバー構成にする場合はミラー監視は必須ですが、手動フェイルオーバー構成の場合はミラー監視は必須ではありません。
以下の通り3台の SQL Server 2016 の環境を準備します。
※SQL Server 2016 の環境は構築済みであるものとします。
OS:Windows Server 2012 R2
コンピューター名 | ドメイン | 役割 | エディション |
---|---|---|---|
SQL01 | contoso.com | プリンシパル | Standard Edition 以上 |
SQL02 | contoso.com | ミラー | Standard Edition 以上 |
SQL03 | contoso.com | ミラー監視 | Express Edition でも可 |