HOME >> Documents >> Microsoft SQL Server

SQL Server 2012 XE にTCP/IP接続する方法

 
文書番号:10003

SQL Server の Express Edition はインストール直後は他の端末からネットワーク経由で接続することができません。
以下の設定では1433ポートでTCP/IP接続できるようにします。

SQL Server 構成の変更

  1. SQL Server 構成マネージャ を起動します。
    ツリー表示部から[ SQL Server ネットワークの構成 ] - [ SQLEXPRESS のプロトコル ](インスタンス名) をクリックします。
    右ペインにプロトコルの一覧が表示されますので[ TCP/IP ] を右クリックして「有効化」を選択します。
  2. 警告メッセージが表示されますが「OK」をクリックします。
  3. 再度[ TCP/IP ] を右クリックして「プロパティ」を選択します。
  4. [IPアドレス]タブを表示します。
    有効にしたいサーバー側のIPアドレスの[有効]欄で「はい」を選択します。

    ※サーバー、クライアント共にIPv6が有効な場合でクライアントからサーバー名で接続する場合にはIPv6が使用されます。
    IPv6を使用する場合はそのアドレスの設定も「はい」にしておく必要があります。
  5. 続けて[IP All]の項の[TCP ポート]に「1433」と入力し、[TCP 動的ポート]を空白にし、「OK」をクリックします。
  6. 警告メッセージが表示されますが「OK」をクリックします。
  7. ツリー表示部から[ SQL Server のサービス ] をクリックします。
    右ペインにサービスの一覧が表示されますので「SQL Server (SQLEXPRESS)」(括弧内はインスタンス名)を右クリックして「再起動」を選択します。

ファイアウォールの構成

SQL Server の接続に使用するTCP 1433 番の接続を許可する設定手順です。
  1. コントロールパネルからWindows ファイアウォールを起動します。
    右ペインから「新しい規則」をクリックしてウィザードを起動します。
  2. 【規則の種類】
    [ポート]を選択して「次へ」をクリックします。
  3. 【プロトコルおよびポート】
    [TCP]を選択し、[特定のローカルポート]を選択して「1433」と入力します。
  4. 【操作】
    [接続を許可する]を選択して「次へ」をクリックします。
  5. 【プロファイル】
    適用するネットワーク接続を選択して「次へ」をクリックします。
  6. 【名前】
    SQL Server の規則であることがわかるように名前を付けて終了します。


  7. ※稀にファイアウォールを設定しても通らない場合(環境)があります。
    その場合は一度ファイアウォールを無効にしてクライアントからSQL Server へ接続し、接続ができた後ファイアウォールを有効にするとそれ以降も問題なく接続できることがあります。
    この手順は不確かな情報です。自己責任でお願いします。